私を含めてかも知れませんが、

50歳過ぎた【自称マニア】が、

未だに間違った知識で、
エラソーに話をしていて、
自転車マニア以外の
専門的知識を持った人達から
嘲笑されている事象を何度も目にして、
それが昔から何も変わらないので、

何回かに分けて書きたいと思います。

先ず、
第1回目としてですが、

それは、2輪車でいうところの
ヘッドアングル (キャスター角)
と、フォークのオフセットの関係性です。

基本的に自転車業界では、
角度は、水平からの数値で示すので、

ヘッドアングルは、
ロードレーサーだと、
大抵は、71度から73.5度になりますが、

モーターサイクル(オートバイ)業界では、
垂直からの角度で表すし、
当然、自転車より安定性重視なのだから、
22度から30度になります。

自転車業界の表記なら、
立っていても68度、寝ていたら60度
ということです。
チョッパーにカスタムされた車体なら、
45度近いのを見たことある人も居るでしょう。

つまり、基本的に、
モーターサイクル(オートバイ)は、
MTBや、ママチャリよりキャスター角度が
寝ているということです。

4輪車になると、
キャスター角度より
キングピン角度の違いによるところも
大きいし、他にもキャンバー角とか
トーイン、トーアウトなど、
色々な要素が複雑に絡み合うので、
それを、全て説明するのは、
ここでは無理なので
今回は、あえて触れません。

因みに、
私は昭和43年生まれです。

この年代プラマイ10歳前後の人に限り、
ヘッドアングルとキャスター角について
間違った知識をひけらかす人が非常に多いから、この記事を書こうと思った次第です。

今の若い人からすれば
何をアホなこと言っとるの?
って、くらい、
馬鹿らしい話です。

具体的に言えば、

ヘッドアングルは立てる程にクイックになり、
フォークオフセットは短い程にクイックになるという物です。

ヘッドアングルを立てる程に
ハンドリングがクイックになる
と、いうのは、
完全に間違いではありませんが。

それは、正しく言えば、
同じオフセット量のフロントフォークなら
ヘッドアングルが寝たフレームの方が
直進安定性が高い
というもので、

オフセットが同じならヘッドアングルが
立っている方がクイックになるのです。

逆に、
例えばヘッドアングル72度の
ロードレーサーのフレームに、
オフセット35mmのトラックレーサーの
フロントフォークを付けると、
イメージとは真逆で、
強烈に直進安定性が高くなります。

つまり、同じフレームなら、
オフセット量を増やす方が
ハンドリングはクイックになるのです。

だから、実際には、
クイックなハンドリングを狙って
ヘッドアングルを立てる程、
最低限の安定性を持たせる為に
オフセットを
小さくせざるをえない】
というのが正解です。

実際にハンドリングの特性を決めるのは
一番大きな要素は、
【トレール量】なんですが、
そんな奴らに限って
トレールという言葉さえ知らないか
全く理解していません。

昔のキャンピング車なんかは、
ヘッドアングルは寝ていましたが、
オフセットも60mm以上採られていました。
安定性を求めるキャンピング車なら
オフセットは小さくした方が良いのに、
何故、そうしていたかは、
基本的に荷物はフロント側に積載するからです。

だから、そんな時代のフレームに、
今の様にリヤだけに荷物を積む様にすると、
フラフラして走れません。

そんな意味も全く知らずに、

フォークの曲げ方が
あーだのこーだの、
ストレートフォークはダメだのと、  
蘊蓄を垂れている人は、
未だに多いですね。

因みに、

1970年代のサイスポでも、
同じフレームに、
フォークオフセットを短い物に替えると
クイックなハンドリングになると
完全に、
【真逆に間違った】ことを
書かれていました。

当時は競輪フレームには、
今と違って、全く寸法上の規定は無く、
ヘッドアングル76度で
シートアングル90度なんてのも存在しました。

そんなフレームは、フォークオフセットは
25mmなんてのもありました。

ヘッドアングル74.5度以上になると、
オフセットは40mm以下にしないと
トレール量が確保出来ず、
直進安定性は皆無になるので、
そうしていた訳です。

当時、ズノウのフレームが、
ロード用としては、
一番ヘッドアングルを立てていて、
フレームサイズが小さい物でも、
74度以上の物もありましたが、

それに、ランドナーやキャンピング車の
オフセット55m以上のフォークを付けたら、
フラフラして走れたものじゃ無かったし

極端な例では、
小径ホイールで、キャスター角が立っていると、オフセットは逆オフセットになり、
フォークが後ろ向きに曲がっていたのです。
当時のケルビムのドミフォンレーサーとかね。

それもトレール量を確保する為です。


実際には
ドミフォンレーサーは
オートバイの後ろにくっついて
超高速で走るのですから、
ハンドリングがクイックだったら
そもそも乗れる訳ありませんが、

それを、勘違いして、
高速域になる程オフセットが小さくなり、
オフセットを小さくする程に、
ハンドリングがクイックになると
間違えてしまったのです。
専門誌の記者でさえ。

しかも、それがサイスポの様な、
当時は唯一の専門誌の記者にも
浸透してしまったので、
未だに間違ったまま覚えている人が
50代には非常に多いのです。

私も、
当時は、自転車マニアの入口には
立っていましたが、
モーターサイクルにも興味が出て来た頃で、
ケニーロバーツとかスペンサーの様な
ダートラ出身のライダーの好みに合わせると、
キャスター角をメチャメチャ立てるので
【安定性も確保する為に】
オフセットはドンドン、
【短くせざるを得ない】
だからフロントホイールとラジエーターが
干渉しない様にラジエーターを湾曲させて対処した。という様な、
当時のRIDERS CLUB等の記事を見て、

【自転車業界は間違っている】
のでは無いかと、
疑問を持ち始めました。

今でこそ、サイクルスポーツ誌も
バイシクルクラブ誌も、
ヘッドアングルとオフセットについて
正しく書かれていますが、

ズーッと昔からモーターサイクル誌は
正しく書かれていたのに、

2000年くらいまで、
【日本の自転車専門誌】

【だけ】は、
  
【真逆の間違ったこと】
   を、書いていたのです。

それを若い頃に見た人は
間違って覚えているのにも関わらず、
大人になって金に余裕が出来ると、
間違った知識のせいで、
自分の好みのハンドリングと真逆のフレームを、オーダーしてしまうという訳です。

それはそれで、自己責任なんですが、

かわいそうなのは
多くの女性を含む、
身長が160cm以下の人の身体に合わせた
小さいサイズのフレームの
ロードレーサーを買う場合です。

今は、カーボンフォークが普通で、
オフセットは43mmから45mmの物ばかりで
50mm以上の物はありません。

700Cホイールのロードレーサーで
身長が低い人に合わせると、
短いトップチューブ長でも、
フロントセンターを確保する為には、

シートアングルは76度近くまで立てて、
ヘッドアングルは71度以下まで
寝かせるしか無いのですが、
そうすると、オフセットが45mmの
フロントフォークでは合わないのです。
恐らく55mm位が適正で、
45mmでは直進安定性が強過ぎて


朝まで一晩中、焼酎のロックを飲み倒した
  山口達也氏  でも、

真っ直ぐに走れてしまう様な
鈍重なハンドリングになります。

そんな、モッサリしたのは、
ロードレーサーではありません。


他にも、自転車業界だけの
間違った常識が色々と横行していて
恥ずかしい限りですが、
それは、これから、(想い出したら)
色々書いて行きたいと思います。

因みに、
BiCYCLE CLUB誌 は、
創刊当時は、自転車専門誌というより
トライアスロン専門誌の様な印象でしたが、

機材に対しては、
メーカーに対して一切の忖度も無く、
非常に辛らつな評価を書いており、
その姿勢が、私は非常に好きでした。

それが一変したのは、

仲○隆氏が、
BiCYCLE CLUBの【顔】になってからです。

それまで日本は勿論、


アメリカ人のチンピラ小僧くらいしか
使わなかった、


【ロードバイク】と、いう
スラング語】を使い始め、



当時の日本の自転車趣味人は
違和感を訴えていたのにも関わらず、

シツコク シツコク シツコク シツコク
シツコク、シツコク、シツコク、シツコク


【ロードバイク】【ロードバイク】
【ロードバイク】【ロードバイク】
【ロードバイク】【ロードバイク】

     と、


  蕁麻疹が出るくらいに、
【何年間も鬱陶しいくらいに連呼】
  して、


日本中に浸透させたのは○沢隆氏です。


更に、

メーカーに媚びを売った提灯記事を書いて
貧乏編集部にも金が回る様にしたのも
仲沢氏です。

商売としては大成功でしょうがね。

私は今でも
【ロードバイク】という言葉を
意地でも絶対に使いません。

老害ジジイと言われるかも知れませんが、
バイクってのは日本では
モーターサイクルのことであり、

なんか【薄っぺらい業界人】
気取りみたいな感じがして、
コッ恥ずかしいからです。

柳原可奈子が演じる、ギャル店員が、
ズボンのことを、パンツって
言うのと似た感じです。

若い人には、この感覚は
分からないだろうなぁ。