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サドルバッグって、
どの位の大きさが
カッコ良さと実用性の妥協点かというと、

小さい方がカッコ良いのは当然なんですが
私は、
シーコンの最大サイズ(690cc)でも小さいと思います。

700cチューブ2本とタイヤレバー3本、携帯ポンプ、最低限の工具を入れるとして最低限のサイズが、

【上画像の】
ルコックスポルティーフだと思います。
シーコンの最大サイズの1.5倍は入ります。

https://www.amazon.co.jp/%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%AB%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%95-coq-sportif-%E3%82%B5%E3%83%89%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%B0/dp/B06XKP3BLS

ただし、
シーコンと違い、
サドルのレールに固定する基部は無く、
ベルクロベルトでサドルレールに括りつける
仕様なので、
カッコ良さを重視する私には我慢出来ず、
上画像の様にシーコンのアタッチメントを
ネジ止めしました。

画像は完成した状態で、
加工途中の画像は撮影していませんが、
手先が器用な人なら、加工法は解ると思います。

手前味噌ながら、
シーコン純正で爪が折れてバッグ落下という人にも役に立つ画像だと思います。
折れると評判の悪い爪を最初からヘシ折って、64チタン製のM5皿ネジに変更しています。

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因みに、この汚い赤いサドルは、
2008年頃に買ったコンコールライトチタンのプラスチックベースを、
裾(下側)を10mmほど削って、
上下幅を詰めた後、
表皮は手芸センター東海で買った
シボ加工した本牛革に張り替えた物です。
今、画像で見ると、
非常に汚ならしくて恥ずかしい。(笑)






自転車に使われるネジで、
メートル並目ネジは前回書きましたが、
自転車やモーターサイクルの場合、
M8以上になると、並目が使われることは非常に少なく、大抵は細目になります。

JIS規格では【ホソメ】と読みますが、
私達、工業界の人間には通じません。
殆どの人は【サイメ】と読みます。

この規格になると、一般的な普通の
ホームセンターでは、まず買えません。

自転車屋でメーカー純正部品を買うか、
モーターサイクル用のピッチが合う
細目ネジを買って、頭の形を自分で変えるしかありません。
(あるいは見た目は我慢してそのまま使うか)

今回は、 
自転車に使われているメートル細目ネジで思い付いたのを書いて行きます。

前回と同じ、
ネジ径の細い方から。

【M4-P0.5】
シマノのフロントディレイラーの羽のアウタープレートとインナープレートを繋ぐボルト。
最新のは知らないけど、
FD-7700とFD-7800はこの規格。

【M8-P0.75】
いわゆる5ピン
シングル用、ダブル用とかで、
【ナット】の首下長さが重要になりますが、
5ピンのネジピッチは、
基本的にコレ一種類しかありません。
ただし、
カンパやミケのクランクの様に、
クランクアーム裏側にチェーンリングボルトを締め付けるモデルは、
そこだけはM8のピッチ1.0になっています。
(しかも、そこだけイジリ止めトルクスヘッドになっていたりして、社外品に交換することを阻止する仕様)

【M8-P1.0】
四角テーパー用クランクボルト
(BBシャフトにクランクを取り付けるボルト。)

【M9-P1.0】
フロントハブ軸。
現行ピスト車やクイックリリース式中空シャフトはコレ。
ママチャリの中空でないハブ軸にも使われることもあります。

【M10-P1.0】
リヤハブ軸。
リヤディレイラーのハンガーボルト。

【M15-P1.0】
オクタリンクとISIS規格のクランクボルト。

【M20-P1.0】
ホローテック2の左側クランクのキャップ。

【M22-P1.0】
四角テーパー、オクタリンク、ISIS
のクランクダストキャップ。

余談ですが、
CレコとかヴィクトリーとかクローチェダウネはM22で左ネジ(逆ネジです)

細目メートルネジ規格だと
こんなところですかね。
ネジ径が変わってもピッチは1.0というのが非常に多い印象ですね。

自転車には、
特殊な独自規格のネジが多いのですが、
一般的なメートル並目ネジも使われています。
つまり、壊したり紛失した場合には、
頭の形を気にしなければ
ホームセンターで
(ピッチが)合うネジが買えるということです。
ネジ径とピッチが合えば、ネジとしての機能は果たせます。
逆にプラスドライバー用の頭が気に入らない時など、
ネジの径とピッチさえ分かれば、同じサイズの六角穴のキャップボルト等に
ドレスアップの為だけに交換することも、趣味の世界では良くあることです。

勿論、ネジ規格について、全部列挙は出来ませんが、思い付いた物を書いて行きます。

但し、古くさいロードレーサー乗りなので、最新のスルーアクセルとか、電動メカの知識は全くありません。
そこら辺は突っ込まないで下さい。

とりあえずネジ径が小さい方から
書いて行きます。

【M3-P0.5】
ほとんどありませんが、唯一思い付いたのが、
ロードエンドアジャスター。
昔はカンパやシマノ、サンツアーから
ロードエンドが出ていましたが、
アジャスターはM3の並目でした。
長さはショートロードエンドで、
首下22ミリから25ミリだったと思います。

【M4-P0.7】
自転車には非常に多く使われています。
一例を挙げると、
前後ディレイラーのストローク調整ボルト、
ブレーキシューホルダーからブレーキシューが抜けない様にするボルト、
ブレーキ片効き調整ボルト、
その他にも数え切れないですが、
力が掛からないところは、この規格が多いです。

【M5-P0.8】
ディレイラーのワイヤー固定ボルト、
上下プーリー固定ボルト、
ボトルケージ固定ボルト、 
アヘッドステムのハンドルクランプボルト、
大多数のシートピン、
ホイール用クイックリリースのネジ、
等、自転車に使うネジでは一番多い規格でしょう。
クイックリリースは一部のシートクランプ用を除けば、ほとんどがこの規格です。

【M6-P1.0】
ブレーキのワイヤー固定ボルト、
カンパのシートピン、
ステムの固定ボルト等、
ワイヤーの張りを調整するアジャスター

【M8-P1.25】
M8にもなると、並目は殆どありません。
私が思い付いたのは一種類だけです。
それは、
クイルステム【スレッドステム】の
引き上げボルトと、相手物である斜ウスだけです。

5ピンやクランクボルトもM8ですが、
並目ではなく、細目が使われています。

並目は規格でピッチが決まっていますが、細目はピッチは何種類もあります。
並目よりピッチが小さければ細目です。

例えば、四角テーパー用のクランクをBBに締め付けるボルトは、
M8のP1.0ですが、チェーンリングを留めるボルト(通称5ピン)はM8でもピッチは0.75ミリです。

つまり、自転車専用規格でなく、メートルネジ規格でも、いろいろな細目規格が使われているということです。

まだまだメートルネジ規格のみの話ですが、
知っていれば、
純正ネジが手に入らなくて部品その物を
棄てるしかないというのが無くなるし、
安い汎用ネジを買えば、
高い純正ネジを買う必要が無くなることもあります。

古いロードレーサーのロードエンドアジャスターが曲がっていたとして、
その時代のカンパ純正品をヤフオクで買えば左右セットで3千円くらいしますが、機能的には全く同じである
M3の首下25ミリのナベ頭ボルトを
ホームセンターで買うなら、
2本で50円くらいでしょう。

自転車に使われるメートル細目ネジについては、次回に書く予定です。

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