最近は体力が落ちて来たこともあり、
交通量が少なく、景色の良い場所だけを
ノンビリと走りたいので
主に鉄道を利用して輪行する様になりました。
そこで、輪行袋へのパッキングですが、
やはり 老舗のオーストリッチ社で、
出来るだけコンパクトに畳める、
縦型を愛用しております。
横型では、違法であるとか無いとか以前に、
ちょっと、前後長があり過ぎて
他の乗客に申し訳なく感じてしまうからです。
それで今回の本題ですが、
縦型は、
前後とも ホイールを外して収納するので、
最低でも、リヤのエンドとディレイラーを
保護する必要があり、
その為の色々なエンド保護小物は売ってますが、
完全に気に入る物が無いので、
少々手を加えて改良するという話です。

これが、オーストリッチ社の
輪行袋に標準で付いて来る、
リヤエンド保護用金具です。
エンド幅130mmのロード用です。
最近のRDがロングケージなので
それに対応した新型の様で、
2ヶ所穴が空いており、
旧型に対して、地上高が
上側の穴で20mm、
下側の穴でも、6mm高くなっています。

↑画像は、下側の穴で組んだところです。
それでは、一旦分解して、
各部品の寸法を実測します。



ほぼ【生のアルミパイプ】で、
一円玉の様な柔らかい材質で、
外径Φ12mm 内径9mm、
全長は128.18mmです。
↓ それを挟み込むアルミ板の構造体は

厚み1.19mmのプレス打ち抜き板です。
なので、組み合わせると、
128.18 + 2(1.19) = 130.56
と、
リヤエンド内幅130mmのロード用よりも
わずかに広くなり、丁度良いのでしょう。
わずかでも狭いとクイックを締める前に
滑り落ちてしまいますから。
しかし、

外側のアルミ板に空いている穴は
Φ6mmです。
だから、
外径Φ12mmのパイプは貫通せず、
アルミ板で【挟み込む構造】で、
アルミ板内側にも何の引っ掛かりも無いので、
パイプだけが脱落してしまい易く、
しかも、
クイックリリースのシャフト径は
Φ5mmなので、パイプ内径Φ9mmに対して
遊びが大き過ぎてカタカタして、
上手く固定するのにはコツが必要ですし、
何よりも一番の難点は、
【固定力が非常に弱い】のです。
Amazon等のクチコミで、
このエンド保護金具が低評価なのは、
輪行袋を床に立てた時に、
固定力が弱過ぎてグルっと回ってしまい、
酷い場合は、それでディレイラーを破損した
とか、いうものですが、
外径がΦ12mmで肉厚が1.5mmしか無く、
材質が柔らかい、
ペラペラのアルミパイプを挟み込む構造なのだから無理もありません。
これを何とか改善出来ないか?
と、思い付いたことを やってみました。
先ずは、
【付属の128mmのパイプ】を使って
挟み込むのでは無く、
リヤハブ用の、
141mm中空シャフトを使って
アルミ板を貫通させ、
固定させるということです。

↑の画像は、
2代目である【960XTR】の
チタン製中空リヤハブシャフトを
5mmカットして、
全長141mmにした物です。
(今は入手不可能)
それに、組み合わせるのは
↓コレです。

ダイヤコンペのピスト用の
リヤハブのロックナットです。
別にシマノでも、三信でも
何でも良いのですが、
たまたまジャンクバーツで持ってました。
このピスト用のロックナットは
外径がΦ22mmもあり、
ロード用ハブのロックナットのΦ19mmより
遥かに大きいのですが、
それが大きな意味を持つことは
後で気付きます。
これだけじゃ
ハブシャフトに固定出来ないので、
工具屋さんに行って、
M10-P1.0の細目ナットを買ってきて、
(ホームセンターでは並目しか買えません)
↓ (外形は旋盤でカッコ良く削りましたが)

先ほどのロックナットと、締め合わせて
元々付属していたアルミパイプと同じ
128.18mm 幅に調整しました。


それが通る様に、
外側のアルミ板の穴を
↓ Φ10のドリルで拡大し、

それを元通りの形に組み立てると、

この様に、
ハブシャフトは、アルミ板を突き抜けて、
ロックナットで、ガッチリ受け止めます。


これにより
リヤエンドへの固定はいつも通りの
リヤホイールの脱着と同じ感覚で
劇的に簡単になりますし、
アルミ板を受け止める、ピスト車用の
このロックナットは Φ22mmもあるので、
普通のロード用ホイールの
Φ19mm位のロックナットより、
遥かに接触面積が増え、
固定力はかなり強固になります。
しかも
普通の中空リヤハブシャフトは、
内径が5.3mm~5.4mmくらいなので、
Φ5mmのクイックシャフトを通しても
隙間が少なく、ガタガタしないので
イライラせず、素早く確実に固定出来ます。
今回は、
入手困難なチタン製シャフトを
使っていますが、
【軽量性を問わなければ】
そこら辺に転がっている古いハブをバラし
エンド幅130mm用の、
スチール製で M10で、全長141mmの、
リヤハブシャフトを使えば良いだけですし、
ハブシャフト単体でも、
玉押し、ロックナットが組み込まれた、
【軸組み】という物も、
Amazon等で容易に安価で入手出来ますから
それを買えば、それだけで完結し、
他に何も買う必要は無く
何の苦労も有りません。
外側のアルミ板の穴を、Φ6からΦ10に、
ドリルで拡大するだけで終わりです。
勿論、手を切らない様に、
バリやカエリは取って下さいね。
ちなみに、私も含めてですが、
1g単位の軽量化に拘る人程、
ツーリング中の財布には
百円玉やら十円玉やら、
パンパンに詰まってますし、
ダウンチューブのボトルケージにも
シートチューブのボトルケージにも
500ml以上のお茶が
刺さっていますがね。
それだけで1kg超えるだろっての(笑)
交通量が少なく、景色の良い場所だけを
ノンビリと走りたいので
主に鉄道を利用して輪行する様になりました。
そこで、輪行袋へのパッキングですが、
やはり 老舗のオーストリッチ社で、
出来るだけコンパクトに畳める、
縦型を愛用しております。
横型では、違法であるとか無いとか以前に、
ちょっと、前後長があり過ぎて
他の乗客に申し訳なく感じてしまうからです。
それで今回の本題ですが、
縦型は、
前後とも ホイールを外して収納するので、
最低でも、リヤのエンドとディレイラーを
保護する必要があり、
その為の色々なエンド保護小物は売ってますが、
完全に気に入る物が無いので、
少々手を加えて改良するという話です。

これが、オーストリッチ社の
輪行袋に標準で付いて来る、
リヤエンド保護用金具です。
エンド幅130mmのロード用です。
最近のRDがロングケージなので
それに対応した新型の様で、
2ヶ所穴が空いており、
旧型に対して、地上高が
上側の穴で20mm、
下側の穴でも、6mm高くなっています。

↑画像は、下側の穴で組んだところです。
それでは、一旦分解して、
各部品の寸法を実測します。



ほぼ【生のアルミパイプ】で、
一円玉の様な柔らかい材質で、
外径Φ12mm 内径9mm、
全長は128.18mmです。
↓ それを挟み込むアルミ板の構造体は

厚み1.19mmのプレス打ち抜き板です。
なので、組み合わせると、
128.18 + 2(1.19) = 130.56
と、
リヤエンド内幅130mmのロード用よりも
わずかに広くなり、丁度良いのでしょう。
わずかでも狭いとクイックを締める前に
滑り落ちてしまいますから。
しかし、

外側のアルミ板に空いている穴は
Φ6mmです。
だから、
外径Φ12mmのパイプは貫通せず、
アルミ板で【挟み込む構造】で、
アルミ板内側にも何の引っ掛かりも無いので、
パイプだけが脱落してしまい易く、
しかも、
クイックリリースのシャフト径は
Φ5mmなので、パイプ内径Φ9mmに対して
遊びが大き過ぎてカタカタして、
上手く固定するのにはコツが必要ですし、
何よりも一番の難点は、
【固定力が非常に弱い】のです。
Amazon等のクチコミで、
このエンド保護金具が低評価なのは、
輪行袋を床に立てた時に、
固定力が弱過ぎてグルっと回ってしまい、
酷い場合は、それでディレイラーを破損した
とか、いうものですが、
外径がΦ12mmで肉厚が1.5mmしか無く、
材質が柔らかい、
ペラペラのアルミパイプを挟み込む構造なのだから無理もありません。
これを何とか改善出来ないか?
と、思い付いたことを やってみました。
先ずは、
【付属の128mmのパイプ】を使って
挟み込むのでは無く、
リヤハブ用の、
141mm中空シャフトを使って
アルミ板を貫通させ、
固定させるということです。

↑の画像は、
2代目である【960XTR】の
チタン製中空リヤハブシャフトを
5mmカットして、
全長141mmにした物です。
(今は入手不可能)
それに、組み合わせるのは
↓コレです。

ダイヤコンペのピスト用の
リヤハブのロックナットです。
別にシマノでも、三信でも
何でも良いのですが、
たまたまジャンクバーツで持ってました。
このピスト用のロックナットは
外径がΦ22mmもあり、
ロード用ハブのロックナットのΦ19mmより
遥かに大きいのですが、
それが大きな意味を持つことは
後で気付きます。
これだけじゃ
ハブシャフトに固定出来ないので、
工具屋さんに行って、
M10-P1.0の細目ナットを買ってきて、
(ホームセンターでは並目しか買えません)
↓ (外形は旋盤でカッコ良く削りましたが)

先ほどのロックナットと、締め合わせて
元々付属していたアルミパイプと同じ
128.18mm 幅に調整しました。


それが通る様に、
外側のアルミ板の穴を
↓ Φ10のドリルで拡大し、

それを元通りの形に組み立てると、

この様に、
ハブシャフトは、アルミ板を突き抜けて、
ロックナットで、ガッチリ受け止めます。


これにより
リヤエンドへの固定はいつも通りの
リヤホイールの脱着と同じ感覚で
劇的に簡単になりますし、
アルミ板を受け止める、ピスト車用の
このロックナットは Φ22mmもあるので、
普通のロード用ホイールの
Φ19mm位のロックナットより、
遥かに接触面積が増え、
固定力はかなり強固になります。
しかも
普通の中空リヤハブシャフトは、
内径が5.3mm~5.4mmくらいなので、
Φ5mmのクイックシャフトを通しても
隙間が少なく、ガタガタしないので
イライラせず、素早く確実に固定出来ます。
今回は、
入手困難なチタン製シャフトを
使っていますが、
【軽量性を問わなければ】
そこら辺に転がっている古いハブをバラし
エンド幅130mm用の、
スチール製で M10で、全長141mmの、
リヤハブシャフトを使えば良いだけですし、
ハブシャフト単体でも、
玉押し、ロックナットが組み込まれた、
【軸組み】という物も、
Amazon等で容易に安価で入手出来ますから
それを買えば、それだけで完結し、
他に何も買う必要は無く
何の苦労も有りません。
外側のアルミ板の穴を、Φ6からΦ10に、
ドリルで拡大するだけで終わりです。
勿論、手を切らない様に、
バリやカエリは取って下さいね。
ちなみに、私も含めてですが、
1g単位の軽量化に拘る人程、
ツーリング中の財布には
百円玉やら十円玉やら、
パンパンに詰まってますし、
ダウンチューブのボトルケージにも
シートチューブのボトルケージにも
500ml以上のお茶が
刺さっていますがね。
それだけで1kg超えるだろっての(笑)